北海道 せたな釣り紀行 サクラマスの回遊ルートに異変
北海道のサケは明治時代より増 殖努力が払われるようになったが, 戦 パーの時期は, 回遊性の高いシロサケ やカラフトマスでは数カ月と短く, ほ とんどすべての稚魚は孵化後1年以内 に降海してしまうが, 同じサケ属のサ クラマスの場合には通常河川で1年半 ほどパーの時期を過ごした後, 1歳標識個体を追 跡した結果などから、日本系サクラマスは海水温の上昇とと もに沿岸を離れ、オホーツク海で越夏、北海道渡島半島東側 から青森県下北半島北側付近の海域で越冬し、春に母川へ回 帰すると考えられている(Nagasawa 18)。 ただし、同一 河川由来のサクラマスの海産寄生虫相に個体間変異がみられ たことから、海洋での回遊ルートの個体群内変異が示唆され ている(粟倉・野村
